IT専門学校の就職先・就職率は?後悔しない学校選びのポイントまで徹底解説!

IT業界は急速に進化を続けており、さまざまな分野でIT技術が求められる時代になっています。高校卒業後の進路として「IT専門学校」を選ぶ学生が増えているのは、その将来性と実践的な学びが評価されているからです。

ただし、「本当にIT専門学校に通って就職できるのか?」「どんな業界や職種に就けるのか?」といった疑問や不安を持つ方も多いでしょう。

本記事では、文部科学省のデータや実際の進路例をもとに、IT専門学校卒業後の就職先・職種・学校選びのポイントを詳しくご紹介します。

1、IT専門学校の就職率は?【データで見る実績】

文部科学省が発表した「専門課程卒業者の就職状況調査(令和2年)」によると、情報処理・IT系の昼間部卒業生の就職率は96.2%。全国には100%を達成している専門学校もあるほどで、非常に高い水準を保っています。

この背景には以下のような理由があります。

  • IT人材不足による企業の積極採用
  • 即戦力を育てる実務的カリキュラム
  • 資格取得支援や長期インターンの導入
  • 企業と連携した就職サポート体制

IT専門学校は、就職に直結する実践的な学びの場として注目されています。

2、IT専門学校卒業後の進路は?将来の選択肢が広がる職種・業界一覧

IT専門学校を卒業すると、就職先の選択肢は非常に多岐にわたります。ITはもはや一業種にとどまらず、医療・教育・金融・製造・行政などあらゆる業界と連携しています。ここでは、具体的な企業例や業界・職種の一例をご紹介します。

● IT業界に特化した企業

  • SIer(システムインテグレーター)  

企業向けの業務システムの企画・設計・構築を行う。例:富士ソフト、TIS、SCSK、日立ソリューションズ、日本ユニシスなど。

  • ITベンダー(ソフトウェア・サービス開発)  

自社製品やクラウドサービスを提供。例:サイボウズ、トレンドマイクロ、サイバーエージェント、LINEヤフー、楽天グループ。

  • 受託開発会社  

クライアントの要望に応じてシステムやアプリを開発。例:システナ、富士通エフサス、テクノプロ。

  • スタートアップ企業  

AI、ブロックチェーン、XRなど先端分野に挑戦する若い企業群。例:Preferred Networks、ABEJA、SmartHR。

異業種でのIT職採用(実例)

  • 金融:三井住友銀行、SBI証券などでのIT部門採用
  • 医療:大手病院グループや医療機器メーカーにおけるシステム管理職
  • 教育:ベネッセホールディングス、スタディプラスなどEdTech企業への就職
  • 製造:トヨタ自動車、パナソニックでのIoT・工場システム開発
  • 公共:地方自治体の情報政策課、総務省・経済産業省向けITサポート企業

このように、IT専門学校卒業後の進路は非常に幅広く、スキル次第で自分の希望する業界・職種へのチャレンジが可能です。特にクラウド・AI・セキュリティ分野での人材不足が深刻化しており、専門学校卒の即戦力人材への期待が高まっています。

3、IT専門学校卒業後はどんな職種に就けるのか?

IT専門学校を卒業すると、以下のような職種での活躍が期待できます。職種によって求められるスキルや個性が異なるため、自分に合った進路選びが重要です。

システムエンジニア(SE)

要件定義・設計・実装・テスト・保守まで、開発の全工程に関わる。上流工程では顧客との調整や提案力も求められる。年収は新卒で300~400万円、経験を積めば600万円以上も可能。

プログラマー

Java、Python、C++などの言語を使って、業務系システム、アプリ、ゲームなどを開発する。チーム開発が主流。年収は350万前後からスタートし、実力次第で上限なし。

インフラエンジニア

ネットワーク、サーバー、クラウド基盤などを構築・運用。AWS、Azureなどクラウド資格の取得が有利。夜勤やシフト勤務もあるが安定需要。年収は350~550万円程度。

● Webデザイナー/フロントエンドエンジニア

HTML、CSS、JavaScriptなどを使ってUI/UXを設計。デザイン性と技術力の両立が求められる。年収は300~450万円、実績やセンス次第でフリーランスも可能。

セキュリティエンジニア

不正アクセス防止、脆弱性診断、ログ監視などを行う。企業のデータを守る重要な職種で、需要が高まっている。年収は500万円以上が目安。

● AIエンジニア・データサイエンティスト

PythonやRを用い、ビッグデータの解析や機械学習モデルの構築を担当。AI分野に進みたい学生に人気。年収は500~700万円と高水準。

UI/UXデザイナー

アプリやWebサービスの操作性・体験を設計する専門職。心理学やマーケティング的視点も重視される。年収は350~500万円程度。

QAエンジニア(品質保証)

開発されたソフトウェアやアプリのバグ検出、品質確認を担う。丁寧さと論理的なチェック力が求められる。年収は300~450万円程度。

ゲームプログラマー

UnityやUnreal Engineを使用し、キャラクターや背景の動きを実装。人気職種だが競争も激しい。年収は300~500万円、ヒット作に関われば大幅増収も。

このように、技術的な仕事だけでなく、デザイン・品質管理・マーケティング寄りの職種まで多様なキャリアが描けます。どの職種も、IT専門学校での学びを通じて現場で即戦力として活躍できるよう設計されており、年収面でも安定したスタートが切れる点が魅力です。

4、就職率だけじゃない!IT専門学校選びで重視すべき4つのポイント

「就職率が高い=良い学校」とは限りません。後悔しない学校選びをするために、以下のポイントを確認しましょう。

  • カリキュラムの実践度

最新の技術を取り入れた実践的な授業を行っているか、資格取得や開発演習が充実しているかを確認しましょう。

  • 就職サポート体制

キャリアカウンセラーの在籍有無、面接対策、企業説明会の実施など、手厚い就職支援があるかが重要です。

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  • 資格取得実績

基本情報技術者試験や応用情報技術者試験など、国家資格やベンダー資格の合格実績もチェックポイント。

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  •  在校生・卒業生の口コミ

実際に通っている学生や卒業生の声は、学校のリアルな姿を知るために非常に有益です。Googleマップなどを活用して口コミを調査してみましょう。

5、なぜ今、IT専門学校が選ばれているのか?

大学進学や就職と比較した際に、IT専門学校には以下のようなメリットがあります:

  • 即戦力のスキルが身につく
  • 企業との連携により現場感覚が学べる
  • 学費が比較的安価
  • 入学時点で専門知識が不要

IT業界は学歴よりもスキルや実務経験が重視されるため、専門学校からの就職も十分に有利です。

さいたまIT・WEB専門学校では、IT業界で必要とされる幅広い職種に対応できるよう、充実した学科構成と実践的な教育体制を整えています。たとえば情報技術科(2年制)では、プログラミングの基礎からインフラ・ネットワーク・Web開発・セキュリティといった各分野の基礎を幅広く習得でき、システムエンジニアやインフラエンジニア、Webエンジニアを目指す学生に適しています。

さらに高度専門士情報技術科(4年制)では、AIやIoT、データサイエンスなどの先端技術まで踏み込んだカリキュラムを展開し、AIエンジニアやデータサイエンティスト、上流工程に関わるシステムエンジニアとして活躍するための高度な知識と実践力を育てます。 どちらの学科も、国家試験である基本情報技術者試験の試験免除制度対象となっており、就職活動でも有利に働きます。あらゆるIT職種に対応したカリキュラム構成により、進路の幅が広がるのが本校の大きな強みです。

6、高校生・保護者が知っておきたいQ&A

Q. 高校でITに触れたことがなくても大丈夫?

A. 多くの専門学校では基礎から丁寧に教えるカリキュラムが用意されています。

Q. 就職先の業界は限られている?

A. ITは医療、金融、製造、教育など幅広い業界で必要とされており、選択肢は豊富です。

Q. 女子学生でも活躍できる?

A. 女性エンジニアやデザイナーの需要も年々増加しており、男女問わず活躍できるフィールドです。

まとめ:未来を切り開くなら、実践力を磨けるIT専門学校へ!

IT専門学校は、就職率の高さだけでなく、即戦力として活躍するための実践的なスキルが学べる場です。将来性あるIT業界で、自分の武器となるスキルを早期に身につけたい方にとって、最適な進路選択と言えるでしょう。

今、IT分野に少しでも興味があるなら、ぜひ一度オープンキャンパスに参加し、実際の授業や雰囲気を体感してみてください。あなたの未来が、大きく動き出すきっかけになるはずです。

さいたまIT・WEB専門学校 入学事務局
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