プログラマーを目指すには「大学」か「専門学校」どちらがおすすめか。進路選びのポイントを徹底解説

プログラミングやITスキルの需要が高まる中、プログラマーを志す学生が増加しています。

将来の進路として「大学」か「専門学校」のどちらが自分に合っているのか、迷われる方も多いでしょう。

本コラムでは、それぞれの選択肢の特徴やメリット・デメリットを解説し、プログラマーを目指す上での進路選びのポイントを徹底的に解説いたします。

1.プログラマーになるための進路選びの重要性

プログラマーを目指す場合、大学や専門学校など、学ぶ環境によって得られるスキルや経験、資格が異なります。また、企業によって求められる能力や資格も異なるため、将来のキャリアパスを見据えた進路選びが重要です。

2.大学と専門学校の違い

大学と専門学校の学びの特徴を一言で説明すると「大学では学問、専門学校では技術」と言われています。メリットとデメリットを理解した上で、自分が将来どのように働きたいか、どのようなスキルを重視したいかをよく考えて選択しましょう。

3.大学でプログラミングを学ぶメリットとデメリット

メリット
① 幅広い教養と倫理的思考力が身につく

大学ではプログラミングだけでなく、数学や一般教養、理論的なコンピュータサイエンスなども学ぶため、幅広い知識が身に付きます。このような教養や論理的思考力は、システム設計や問題解決などに役立ち、技術職だけでなく他の分野でも応用が効く強みとなります。

② 最新の技術研究に触れる機会が多い

大学は、先端的な研究や新しい技術への理解が求められる環境です。研究プロジェクトや学会活動などで最新技術に触れる機会が多く、特にAIやビッグデータなどの新分野に関心がある場合、学びを通して理論や応用の深い知識を得られるメリットがあります。

② 学士資格が取得できるため、就職の選択肢が広がる

大学卒業時に得られる学位である「学士」の称号は、さまざまな業界や職種で評価されやすく、大学卒であることが応募条件となっている職種にも就職可能になります。特に、大企業や技術職以外の職業、または海外でのキャリアを考える場合、学士資格が役立ちます。

デメリット
① 学習期間が長く費用がかさむ

大学卒業には通常4年間の学習が必要で、専門学校と比べて学費が高額になる傾向があります。そのため、学費の負担や学習期間の長さは、早期に社会に出て働きたいと考える人にとってデメリットとなることがあります。

② 実践的なスキル不足しがち

大学のカリキュラムは理論重視であることが多いため、即戦力となるような実践的なスキルが不足しがちです。希望する企業の応募条件として、プログラミングやシステム開発のスキルが求められる場合、卒業後にインターンシップや自主学習などで補完する必要があります。

③ 専門分野外への進路変更が難しくなることがある

大学の学部・学科選びによっては、特定の専攻が選択肢を狭めることがあります。在学中に新たな夢ができた場合は、専門学校や異なる学部での学び直しが必要になるので、学部・学科選びは慎重に行いましょう。

4.専門学校でプログラミングを学ぶメリットとデメリット

メリット
① 実践的なスキルを短期間で習得できる

専門学校では、プログラミングやITに関連する実務に直結するスキルを、2~4年間の短期集中型カリキュラムで効率よく学べます。そのため、即戦力として必要なスキルを短期間で習得でき、早くからプログラマーとしてのキャリアを積める点が大きな魅力です。

② 資格取得サポートが充実

専門学校では、ITやプログラミングに関連する資格の取得支援制度が充実しており、在学中に実践的な資格を取得するためのカリキュラムが整っています。例えば、さいたまIT・WEB専門学校では資格試験取得サポートの他に、基本情報技術者という資格試験のA試験免除対象学科があります。このように、専門学校によっては一部試験が免除され、在学中の資格所得が有利になる場合もあります。そのため、スキルを証明する資格を持って就職活動に臨むことが実現可能になります。

③ インターンシップや企業との連携が充実している

多くの専門学校では企業との連携やインターンシップが充実しており、在学中に実務経験を積む機会が豊富にあります。更に、学校自体が業界との強いネットワークを持っているため、IT関連企業への就職支援も手厚いです。

デメリット
① 専門以外の分野を学ぶ機会があまりない

専門学校では、プログラミングやIT技術など特定の分野に特化したカリキュラムが組まれているため、大学に比べ一般教養や他の学問を学ぶ機会は少なくなります。

② 進路変更が難しい

専門学校のカリキュラムは特定の職業や技術に直結しているため、途中で他の分野へ進路変更するのが難しくなります。学びたい分野や目指す職業が明確でないと、途中での転向がしにくく、もし別の分野に興味が出た場合に新たに学び直しが必要になることがあります。

5.高度専門士という選択肢

「高度専門士」は、専門学校の4年制課程を修了した際に得られる称号で、日本では4年制大学を卒業した際に得られる「学士」と同等の称号だと認められています。

高度専門士の称号は、特に技術職や専門職で求められる高度なスキルを有することを証明します。

IT業界では、企業側も実務に即したスキルを持った人材を求める場合が多いため、高度専門士の称号が採用やキャリアアップに優位に働く場合があります。また、学士と同等の評価が得られるため、大学院進学などの選択もでき、卒業後の選択の幅も広がります。

専門分野について4年間じっくりと学ぶことは、就職後も必ず役立ちます。

2年制の専門学校か大学かという選択肢だけでなく、4年制専門学校という選択肢もあることをぜひ知っていただきたいと思います。

(※詳しくはこちらをご確認ください「高度専門士と大卒の違いとは?」)

6.自分に合った進路を見つけるためのポイント

① 自身の目的に応じた進路選択

こんな人には大学がおすすめ

大学はプログラミングやコンピュータサイエンスの理論をじっくり学び、幅広い知識と深い理解を身につけたい人に向いています。他分野の教養も得ながら、卒業後の進路選択の幅を広めたい方には大学での学びが最適です。

こんな人には専門学校がおすすめ

専門学校は、現場で即戦力として役立つ実践的なスキルを短期間で効率よく学べるため、特定の技術の習得に集中し、早く社会で活躍したい人には特におすすめです。企業との連携やインターンシップなども充実しており、実務経験を積みながらスキルアップが可能なので、明確な夢があり、就職に直結したスキルを身につけたい方に理想的な選択肢です。

② 就職先のニーズをリサーチする

就職を希望する企業や業界のニーズをリサーチすることも大切です。企業によっては学士を重視する場合や、専門知識を有する人材を重視する場合もあるため、憧れの企業がある場合は募集要項などをチェックし、適した進路を選ぶと良いでしょう。

まとめ:大学か専門学校かプログラマーを目指すための選択

プログラマーを目指すための進路として、大学と専門学校のどちらが優れているかは一概には言えません。

大学では幅広い知識と論理的思考力が身につき、専門学校では実践的なスキルの習得と早期の就職が可能です。また、高度専門士の取得も視野に入れることで、専門学校卒でも大学卒同等のキャリアを築くことが可能となります。

さいたまIT・WEB専門学校には高度専門士の称号を取得できる学科もありますので、是非一度ご相談いただければと思います。


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プログラマーを目指せる学科

・情報技術科(2年制/基本情報技術者A試験 免除対象学科)

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